サービスとカスタマイズ
弊社ではドローンだけではなく、ロボティクス全体のサービスを提供しています。ドローンを開発する過程で発展させてきた技術は車載用デバイス、産業機械、宇宙用途など幅広く活用されており、一点物の開発から量産モデルまで幅広くサポートします。
また、ドローンと付随する設備のデータを統合的にデータ分析することも可能です。技術ロードマップの作成などコンサルティング業務も行っています。
カスタマイズ例:Int-Ball(JAXA様)
©JAXA
国際宇宙ステーション内飛行用(P250ベース)
国際宇宙ステーション内部でのドローン飛行は、GPSなどの屋外飛行のナビゲーション技術を使うことはできません。加えて、機体サイズや消費電力の制限もあるため、画像処理のみで自己位置推定をする技術を活用しました。
P250で主に使われている技術は、カメラで撮影した閉鎖空間内の壁面写真を高速で画像処理することで、ドローンの姿勢変化を推定するほか、マーカー等を見つけ出し、屋内座標の計算することも可能です。2017年6月4日にSpaceX Falcon 9ロケットで打ち上げられ、同9日より国際宇宙ステーションでの運用検証を行いました。
業務プロセス例
弊社ではお客様の様々なニーズに応えるため、「要件定義フェーズ」→「カスタマイズ開発フェーズ」→「運用」→「分析」といったプロセスで開発業務を行います。 もちろん、ご要望があればカスタマイズ開発のみでも対応可能ですが、保守・サポート等のサービスもありますので、パッケージでの導入検討をおすすめしています。
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要件定義フェーズ
最初に導入に関するヒアリングなどを行うフェーズを設ける場合があります。 これは、カスタマイズ性の高い開発をするときや、横展開を視野に入れた大型案件などに適用されます。また、ニーズが細かい場合は入念な現場視察や弊社の技術で充分に対応可能であることを確認するための実証実験も行います。要件定義前に概略の見積もりを出すことは可能ですが、要件定義フェーズの中で改めて、開発フェーズの見積もりを行います。
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カスタマイズ開発フェーズ
要件定義によって固まった仕様は、開発のフェーズで試作機に反映されます。 試作機は、弊社の基本機体をベースに様々な技術を組み合わせ、調整を経て要望にあった機体に開発していきます。
量産が必要な場合は生産過程を配慮した機体となり、アフターサポート業務などと合わせて長期的な運用支援体制の構築にも対応します。
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運用と保守・サポート
機材やシステムの運用は必要に応じて弊社で担うことも可能です。飛行運用を弊社で行うこともありますし、サブスクリプションで保守のみ請け負う場合もあります。
案件の形態にあわせて、国内外ともにサポートを行っております。
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分析
取得したデータや画像に関する解析はもちろん、案件に関わるお客様のデータと統合しての解析処理も承っています。例えば設備部品の脱落や、壁面の破損などについて検知や経過分析も行っています。